MaestroSafe ™

核酸ローディング色素

MaestroSafe™ 核酸ローディング色素は、アガロースゲル中の二本鎖DNA、一本鎖DNA、およびRNAを視覚化するための安全な核酸色素です。
この色素は、アガロースゲル中の核酸を視覚化するためのゲル電気泳動で一般的に使用される有毒な臭化エチジウム(EtBr)を置き換えるための製品です。

MaestroSafe™ 核酸ローディング色素は、エームス試験では発がん性がありません。結果は、マウス骨髄好色性赤血球小核とマウス精母細胞染色体異常試験の両方で陰性です。

特長

MaestroSafe™ Nucleic Acid Loading Dyeは、dsDNAまたはssDNAの場合は 緑色の蛍光を発し、RNAの場合は赤色の蛍光を発します。この色素には、 1つの励起(470nm)と2つの発光スペクトル(520nmおよび635nm)があります。
英国:エジンバラ大学提供

UV+EtBrとLED+MaestroSafe™ を比較したクローニング効率

クローニング効率テストによると、EtBrで染色され、UV光で露光されたDNAは、クローニング効率を低下させます。一方、 MaestroSafe™ とLED光の組み合わせはより優れたクローニング効率を示します。

使用方法

1: Working Solution の作成
ランニングバッファー(TBE または TAE)10 に対して、 MaestroSafe™️ を1の比率で加えます。
この溶液は、4℃で約1か月保存が可能ですが、経日的に徐々に感度が低下します。
用事調製とすることをお薦めします。

2:ゲル作成
通常の方法で目的濃度のゲルを作成します。この時、MaestroSafe™️は加えないで下さい。

3:DNA の染色(色素の結合)
DNAサンプルにローディングバッファーを加えた溶液 10μl に、
上記1で作成した Working Solution を 1μl加え、混和後3-5 分間室温で静置し、
DNA へ色素を結合させます。

4:アガロースゲルに適量アプライし電気泳動後、LED光で発光。

※DNA濃度により、MaestroSafe™️の結合の量に誤差が生じる可能性があります。
その結果、発光の強弱が見られる場合がありますので、先にサンプル品で試されることをお勧めします。

◆PCR 産物などの場合に見られますが、DNA 濃度が高い場合には、バンドがスメアになる事があります。

型番 MR-031201
商品名 MaestroSafe™ 核酸ローディング色素
内容量 1mL
毒性 非毒性
保存 4℃/1年
価格 ¥15,000
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